これは、5月のある日の撮影風景。

白い家具やインテリア雑貨がスタジオに集まっています。
6月のエントリーで「白という色を知るための企画」が進行中と書いたことがありましたが、発売中の
プラスワンリビング8月号巻頭特集「“白いインテリア”が好き。」のPart2「ホワイトという色をもっと知るために」、それに続くPart3「ホワイトインテリアのつくり方Lesson」の2本の企画の撮影だったのでした。

白は無難な色、と言われているけど、以前から「それは違うなぁ」と思っていて、グッドタイミングと思って編集部に提案した企画。ひとまとめにされがちなホワイトという色が包含する、トーンの違いとそのテイストに着目する、というテーマです。
だってさぁ、見てくださいよ。この白の世界と、

この白の世界では、明らかにトーンもイメージも違うでしょ。

こういう白が好きな人もいるだろうし、

こういう白を心地良いと思う人もいると思う。

意識しないで見れば、もしかしたら全部「ただの白」かもしれないけど、違いに目を向けるとすごーくいろんなことがわかってくるんです。おもしろいくらい。
(素敵なスタイリングは信頼するスタイリスト、小山佳子さん。企画意図を深く理解して、このストーリーを語れる表情豊かな白たちを幅広く、集めてきてくださいました)
その違いを見せるために、撮影時には壁も4種類のトーンの白で塗り分け。FARROW&BALLの白の表情のバリエーションはすごいですよ。

2日間かけて撮影した写真は、こんなふうにコンテと一緒に壁に貼って、スタッフ全員で確認。

インテリアにおける色というテーマは、自分のライフワークにしようと思っているもののひとつなのですが、白だけに限定しても言いたいことは尽きません。まったく、奥深い世界です。
これは6月下旬のフィニッシュ作業、自宅オフィスで色校の最中です。アシスタントの愛犬はな、仕上がりのよさに思わず立ち上がるの図。

「こりゃすごいや、いろんな白があるんだね! よくわかったよ!わんわん」
この特集、なかなかおもしろいと思います。よかったらプラスワンリビング、読んでみてくださいね。