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2010年5月14日金曜日

ウォールペイントこぼれ話⑥ カラースキーム編

自宅マンションのペイントの話だけで6回も続けるなんてずうずうしいと思いながらも、続けてしまいました。これで最終話です。全部で9色を使ったペイントによる模様替え。実は、事前にこんなノートを作っていました。
FARROW&BALLのカラーサンプルカードを小さくカットし、置く予定の家具の色やファブリックのスワッチなどと一緒に、スケッチブックに貼りつけた簡単なカラースキーム帖です。カラースキームというのは、インテリア雑誌では時々登場する言葉なのですが、部屋に色をどう使うかのプランのこと。もちろん好きな色を使うのが一番大切なことですが、色どうしの調和について少し引いた目線で検討してみると、いろいろなことが見えてきます。

たった76㎡の2LDKマンションを9色で塗り分けると、部屋の中の立ち位置によっては、一度に3色とか4色の壁の色が目に入るということも起こるわけです。

これはLDKから玄関を見たところですが、天井含めて4色が視界に入ります。

こちらはキッチンカウンターから仕事部屋を見たところ。やはり4色。
各部屋の色を個々のものとして、いわば近視眼的にしか考えていなかった私ですが、実際の生活空間ではもちろん上のような風景が日常に展開されるわけで、カラースキーム帖を作ることの重要さを改めて実感しました。

カラースキームがすべて好きな色で構成されていることはもちろんですが、こういうシーンを想定しておけば、似たトーンの色が並ばないようにしたり、随所に引き締め色を入れたりと、工夫のしがいがあります。そして色どうしのハーモニーもまた、目を楽しませてくれる要素になるんですね。

さて、リフォーム&模様替えはこれで一段落。しばらくは、できあがったこの部屋で暮らします。でもいつかまた気分が変わったら、気軽に壁の色を変えることにします。どれくらい先になるかわからないけど、その時はまた、こんなふうに公開したいと思います。

後日、このウォールペイントこぼれ話①~⑥を少し編集して、ウェブサイトのHome Décorコーナーに「Part2 ウォールペイント編」として格納しておきます。Part1のキッチンリフォーム編とともにお楽しみください。

何かのお役に立てたら、うれしいです。

2010年5月12日水曜日

ウォールペイントこぼれ話⑤ 玄関編

この更新ペースは自己新記録ですね。

続きまして第5回、玄関&廊下編です。ここはスペースも小さいし、「おまけ」くらいに軽く考えていた場所。だから他の場所と違って、特にこの色で塗りたいという希望もなく、はっきりいってノーアイディアでした。これがBeforeです。
マンションですから、ドアはもちろん換えられません。それを逆手にとって、「玄関ドアがもっと素敵に映る色」という観点から秋山千恵美さんが選んでくれたのが「№11 Stone White」。ホワイトという名前がついていますが、全然白ではなく(これってFarrow&Ballのペイント色名ではよくあることで、ブルーなのにグレーとか、グレーなのにホワイトとかいう名前が結構見られます)、ニュートラルなアースグリーン。ブラウン系と相性がいいんですね。無難なビニールクロスのぼやけた白の壁だったときと、格段の表情の違いです。

こちらは、玄関からリビングに通じる廊下を洗面室から見たところ。

ついでにミニスツールも天井と同じ色「№2004 Slipper Satin」で塗っちゃいました。
もうひとつ、おもしろかったアドバイスは、廊下の壁の塗り分け。これは玄関から見たBeforeです。
右手の壁の中央にある寝室のドアを境にして、手前を前出の「Stone White」、向こう側をLDKと同じ「№72 Gervase Yellow」に塗り分けようと提案してくれたのも千恵美さん。「せっかく気持ちいいリビングだから、廊下からその世界が始まるようにしようよ。視線が窓に向かって広がり、玄関を開けたときの期待感が高まるように」と言ってくださいました。名案!
ようこそいらっしゃいました、って感じします? 実際は玄関を開けると、転がるように走ってきて飛びつき、顔をなめようとする犬がいますので、要注意! わんわん。

2010年5月11日火曜日

ウォールペイントこぼれ話④ リビング編

さて、次はリビング。ここはダイニング、キッチンとひと続きのスペースなので、1月のキッチンリフォームの仕上げの際、キッチン側の新しく作った壁と一緒に、すでに同じ色でペイントしてありました。これがBefore。

Farrow&Ballのイエロー系の中で一番好きな「№72 Gervase Yellow」です。名前の由来をちょっと調べてみたら、英国の歴史的建造物を残すために活動した歴史家で文筆家でもあり、ナショナルトラストの建築アドバイザーを20年以上務めた、Gervase Jackson-Stopsという人の功績を記念して作った色だそう。とてもモダンな色に見えますが、伝統を残すことに腐心した人物の名前がついていることを知ると、クラシックな趣もあるような気がしてきます。アンティークの小さなキャビネットは、もとはキッチンで鍋の収納に使っていたのですが、表舞台(?)に出してみたら、ペイント壁にとても似合うのでよかったです。愛犬が寝ている1人がけソファは、Thomas Sandellの「ANNINO」。6年くらい前、どうしてもこの色合わせが欲しくて、3カ月待って手に入れたものです。

キッチンカウンターの上の壁もぐるりとこの色で。かなり広い範囲をペイントしました。暖色はコミュニケーションを活発にする効果があるそうですが、確かに以前より快活な雰囲気になったし、ウェルカミングな感じもするのではと思っています。廊下に続くドアと仕事部屋との間の壁も同じ色にしていたのですが、千恵美さんのアドバイスにより、ここをアクセントウォールとして、こくのあるやわらかなブルー「№82 Dix Blue」に塗り直し。
インターフォンや電気スイッチのパネルがごちゃごちゃとあるので、そのどさくさにまぎれて(?)、ポストカードやポスターをギャラリー風にピンナップしました。

アクセントウォールとは、フィーチャード・ウォールとも呼び、壁の1面だけを違う色や模様にして、フォーカルポイント(部屋の中の見せ場)にする考え方。部屋全部をペイントするのがためらわれる方は、まず壁の1面だけを好きな色にしてみることをおすすめします!

こんなふうに自分の部屋のことを企画にして、恥ずかしげもなく写真にして掲載した動機は、「興味はあるのになんとなくためらっている人に、どんどんトライしてほしいから」にほかなりません。だって、こんなに楽しい世界があるんだよ。それを伝えたいから。そして、行動するきっかけになってほしいから。それだけなのです。

私の住んでいるマンションは、何度も書いている通り本当に普通の、ビニールクロス貼り&ウレタン塗装の建具と床の、なんの変哲もない内装なのです。でもちょっと楽しくなるんですよ、ペイントだけで本当に。気分も変わるし、ちゃんと部屋のことを考えようと改めて思うし、いいことばっかりです。だからおすすめです。

この連載、あと2回続けます。読んでくださって、ありがとうございます!

2010年5月10日月曜日

ウォールペイントこぼれ話③ 洗面室編

第3回は洗面室についてです。マンションの間取りによく見られる、浴室に面した、洗濯機置き場つきの細長いスペースですね。縦長の窓が1つありますが、北向きなので昼間でもほとんど日がさしません。「部屋をペイントしよう」と思い立ってから、候補色の色見本を何種類か壁に貼って毎日眺めていたのですが、ここに貼っていたのは「№236 Teresa's Green」「№89 Lulworth Blue」、それから仕事部屋をペイントした「№27 Parma Gray」などのウォーターカラーでした。バスルームの近くだからブルー系の色で、という発想から抜け出せなかったんですね。

カラーワークスの秋山千恵美さんにアドバイスしてもらった結果、決まったのは、壁が「№6 London Stone」、天井は「№88 Lamp Room Gray」。記事にも書きましたが、この2色のセレクトは「狭くて暗いスペースにあえてダークカラーを」という、常識とはちょっと違う視点のおもしろさを認識させてくれる効果がありました。

もとからある洗面カウンターに使われている人造大理石の淡いグレーと、建具に使われているブラウンになじませるという発想で選んだ色ということもあり、壁と天井のトーンがそれらに近づいたことで、空間全体のコントラストが弱くなりました。色どうしの対比が穏やかになれば、少し落ち着いた大人っぽい雰囲気が出てくるのだそうです。

キッチンリフォームの際、職人さんにお願いして洗濯機の上に作ってもらったオープン棚は、壁も棚板も白どうしで、こんな感じでした。
ここも同じ2色でペイントしたところ、棚板の白がより際立つようになり、ここに関してはそのコントラストが、かえっていい感じになったかも。
洗面室をペイントしてもうひとつ思ったのは、「やっぱりタオルは白の無地がいいなぁ」ということ。これまで、色や柄入りのタオルも使っていましたが、こうなってくるともう似合わないんですね。ちょうど、10年以上使っているものばかりになっていたので、この機会に白に揃えることにしました。イメージは、リゾートホテルのスパルームのリネンコーナーです。あくまでイメージね(笑)。

壁の色を変えるだけで、こんなふうに生活雑貨の色や素材のこと、暮らしの風景について本当にいろんなことを考えるようになります。今さらながら、この効果は偉大だなーと実感しています。

次回に続く。

2010年5月8日土曜日

ウォールペイントこぼれ話② 寝室編

さて、第2回は寝室。マンションの廊下に面した西向きの窓のある8畳弱の部屋で、Beforeはこんな感じ。いたって普通(というかそれ以下? コンフォーターカバーくらいかけて撮影しろよと、夫に怒られた)。
天井は他の部屋と同じ白、壁は明るい空色「№210 Blue Ground」です。色見本を見ていて、たくさんあるブルーの中からなぜか「このブルーしかない!」と思ってしまったんですよね。あまり寝室には使われない色のようですが、アドバイスしてくれたカラーワークスの秋山千恵美さんから「そんなこと気にしないで、好きな色を使えばいいのよ」と言われて安心したのは、記事に書いたとおりです。誌面では詳しく書かなかったファブリックのことを、せっかくなので少しご紹介しますね。

寝室に関しては古くなっていたカーテンをこの機会に新調し、それに合わせてベッドスプレッドとクッションを作ってもらうことにしていました。使う生地も決めていて、ジェーン・チャーチルの「CALDER」を輸入元の(株)トミタさんに依頼して、イギリスから取り寄せてもらうことに。ブルー、パープル、グリーンなどのリーフ模様が躍るこの大好きな柄は、モビールを発明したアメリカの芸術家、アレクサンダー・カルダーの名前がつけられていて、自然界から発想を得たモチーフを陽気な色で表現した彼の作品をイメージしたものだそう。カーテン(プレーンシェード)とベッドスプレッドのリム、ベッドヘッドに置いた大きなリラックスピローのリム、そして35cm角のミニクッションに使いました。

ブレックファストピローと呼ばれる小さめの長方形クッションに使った6色のマルチストライプは、ジェーン・チャーチルの「LUDLOW STRIPE」。「CALDER」と色づかいが似ているので、いいアクセントになりました。本を読むとき、膝に置いたりするのに最適なサイズです。

とても気に入っているこのファブリック使い、私は生地を決めただけです。壁の色と部屋の広さなどを考慮して、コーディネートを考えてくれたのは、マダム・ワトソンの木村里紗子さん。現況の写真と、あまりフリルなどは使わず、シンプルにしたいという希望を伝えると、すぐにこんなイラストをささっと描いて、送ってくださいました。いわく、「タヒチかカリブのリゾートホテルの部屋みたいなイメージ」だそう。イラストにあるような、天井からドレープカーテンを掛けたり、ベッドスカートを作ったりというような豪華なディテールは、予算の都合上実現できませんでしたが、普通のマンションの小さな一室に、ここまで夢や楽しさをこめてストーリーを語れるのが、リサコさんのすごいところ。イラストを見ただけで、気分が盛り上がりましたもんね。(※リサコさんの素敵な寝室コーディネートはこちらもご覧ください)

ざっくりしたオフホワイトのコットン生地をベースに使えば、メンテナンスが楽で価格も抑えられるとアドバイスしてくれたり、残った生地でランプシェードのカバーも作ってくれたりと、プロにお願いすると違うなぁと感心しきりです。インテリア編集者のくせに、実はこれまでベッドスプレッドなどというしゃれたものを使ったことがなかったのですが、これ本当にいいですね。毎朝のベッドメイキングもとても楽しいし、きちんと整ったベッドが待っているという安心感が、この新しいアイテムと習慣によって、私の生活に加わった気がします。明るいブルーの壁で目覚めもいいし、リゾートホテルとまではいかないけど、ここで過ごす気分は以前と格段に違います。

ウォールペイントよりファブリックの話が多くなってしまいましたが、お許しください。寝室編でしたー。

2010年5月6日木曜日

ウォールペイントこぼれ話① 仕事部屋編

明日7日発売の「プラスワンリビング」6月号に、自宅リフォームルポ第2弾「ウォールペイントで家具や雑貨の映えるフレッシュな部屋に」を書きました。前号のキッチンリフォームに続く後編で、残りの全部屋をすべて違う色でペイントするという内容。ごく普通のマンションが、天井と壁のペイントという簡単な作業だけで結構変わることを、シンプルに見せていますので、ぜひご覧ください。

ホームページの1コーナー「Home Décor」にも、同内容を後日アップしていきますが、まずはこのダイアリーで、数回にわたって同企画のこぼれ話をご紹介することにしましたので、しばしおつきあいください。

第1回は仕事部屋です。西向きの7畳弱のスペース。Beforeはこんな状況でした。
塗料はLDKと同様、イギリスの「FARROW&BALL」。天井には、他の部屋にも塗ろうとLDKリフォーム時からたっぷり用意してあった、あたたかみのあるグレー系の白「№.2004 Slipper Satin」を、壁には「№.27 Parma Gray」を使いました。この静謐で透明感のあるブルーグレーは本当に用途が広く、書斎はもちろん、寝室にもリビングにも向く万能色。深い紺やブラウン系との相性が抜群で、視覚による鎮静作用があり、心を落ち着ける効果があります。確かに、この色を見ていると気持ちが静まり、仕事に集中しやすくなったような気がします。平凡で子どもっぽかったデスク空間が、ちょっとはSOHO風に見えるようになったでしょうか。
ピンナップボードは、使わなくなったポスターフレームのガラス板を外して、中敷きのボードを壁と同じ色に塗っただけのもの。仕事部屋にこういう、気軽に書類を貼りつけられるボードがあると便利ですよね。
さて、ここからはくだらない、本当のこぼれ話。6月号108ページの掲載写真にもかなり気になる感じで写っていますが、カーペットの右隅に、真っ黒に汚れている部分があります。
ふふふ、犯人よ、やっと登場したね。これは、わが愛犬が10年前のマンション入居時から、なぜか毎日この同じ場所を「ここ掘れわんわん」状態で掘った痕。いったん始まるとそれはもう取り憑かれたように、2分間くらい一心に掘り続けます。きっとこの下に何かすごくいいものか、あるいはすごくこわいものが埋まっているんでしょうね(ちなみにわが家はマンション1階です)。
「はい、ペイントの前日の夜まで毎日掘りましたが、何か?」
というわけで、10年分の肉球の汚れをたっぷり吸い取った仕事部屋の隅を、わが家では「テリアのほりほりコーナー」と名づけ、黒ずみを気にせず(?)放置することにしました。壁に貼ったこのアルファベットシールは、そんな言い訳&冗談のしるし。
それを知ったカラーワークスのペイント職人さん、「おもしろいから、これ残しましょうよ」と。

シールを貼ってあっただけなので、上からペイントしてシールをはがしたら、そのままきれいに文字が残りました。

そして、今日も変わらず愛犬は野性の本能に従い、恍惚の表情で日課のDigging行為にいそしんでいます。謎の汚れと謎の文字のお話、長々と失礼しました。それでは、第2回をお楽しみに。

2010年3月25日木曜日

ペイント工事完了

冷たい雨の日でしたが、昨日は一日かけて、LDK以外の全部屋をペイントしました。もう、もとの壁紙の色はどこにも残っていません! 天井も入れると全部で9色。これはその一部です。拙宅に来てくださったペイントチームとともに、さっそく作業のスタートです。
3年半ほど前に知り合った、カラーワークスのペイン トチーム「Diverse」のリーダー中根康男さんは、ペイントの楽しさをわかりやすい言葉で伝えてくれる、従来の職人さんとはちょっと違うイメージの人。「職人はアーティスティックでかっこいい仕事だと、次世代を担う若い人に知ってほしいんです」。最初の顔合わせの時にも、そして昨日もそうおっしゃっていました。無口な職人さんも大好きだけど、こういう人もいいですねぇ。
雨で塗料が渇くのに時間がかかったこともあって、夜までの作業に。ペイント終了後、養生を片づける中根さんにまとわりつく愛犬。スペースごとに色が違うのがわかりますか?
ラストはわが家のLDKをスタジオ代わりに、中根さんのショートインタビュー。
塗り終わったローラーはラップフィルムでくるんで。いやー、いい色だ…。いつかやってみたいなとずっと憧れ続けて数年、やっと自分の家をペイントする機会が巡ってきたんだなぁと、ちょっと感慨深いです。でも1回やったら、これ確かに癖になりそうですね。

先日のリフォーム記事の後編として、今回のペイントと「色と暮らす」というテーマを「プラスワンリビング」6月号でレポートします。なんの変哲もない内装のごく普通のマンションが、壁の色をペイントでチェンジしただけでどれだけ変わるかをお伝えしますので、どうぞお楽しみに!

只今のBGM/“Get It On” by T-Rex

2010年2月6日土曜日

farewell to the old fellows

キッチンやダイニングに置いていた家具が、リフォーム後にいくつか不要になりました。知っている人に使ってもらえるといいなと、プラスワンリビング&雑貨カタログ編集部で一緒だった若手の子たちに「要らない?」と声をかけてみると、こんな古道具なのに驚くほどのレスポンスのよさ。仲良く譲り合ってそれぞれの行き先を決めてくれたようで、今日はその引き渡し日でした。ご両親&彼と車2台で取りに来て、帰りに同僚の分まで届けてくれたり、友達の分まで持って行ってくれたりしてくれた彼女たちのおかげで、夜にはすっかり部屋がきれいに。この家具や道具たちってどれも、私がまだ20代のころにどうしても欲しくて、お金を貯めてやっと買ったものだったり、高くはなくてもとても気に入っていて、10年も20年もずっといつもの場所で使っていたものだったりします。だからそれぞれ「大切にしますね」と言ってくれる人にもらってもらえたのは、とてもうれしかったな。みんな、大事にしてもらうんだよ。

只今のBGM/“There Must Be an Angel (Playing with My Heart)” by Eurythmics

2010年1月20日水曜日

ペイント工事

今日は塗装工事の日。あらかじめ頼んでおいた「Farrow & Ball」のペイント2色、ついにオープン!

まずは養生です。部屋中のものをマスキングテープつきの薄いビニールシートで覆います。おいおい、作業の邪魔するんじゃないよ。

天井はちょっとグレーがかったオフホワイト「No.2004 Slipper Satin」で。もとの壁紙が甘めのクリーム色だったので、同じ白っぽい色でもだいぶイメージが変わりそうです。

塗装職人のMさんは先日の工場取材でもお会いした人。きびきびと作業を進めながら、ペイントの話から人生の話までいろいろと語ってくれました。「わたしも長いことこの仕事してるけどね、部屋の壁の色を変えるっていうのは意外と勇気がいることなんだよね。人生の中でもエネルギーレベルが高い時じゃないと、なかなかふんぎれないもんだよ」……そうか、私、今エネルギーレベルが高いんだろうか。まぁ今のところ、精神的にはわりと元気かもしれない。

壁に塗るのは「No.72 Gervase Yellow」。甘すぎないニュートラルなトーンが、天井の白にもキッチンのグリーンのタイルにも似合うと思って、これにしました。

工事も8日目、毎日通って来てくれるリブコンテンツの鈴木さんにも、連日繰り広げられる工事風景にもすっかり慣れた愛犬。いつも最新情報を知ろうとして、職人さんの手もとをのぞき込んだり、我々の相談に首を突っ込んだり。

あらら、これじゃまるで、職人さんの犬みたいだね。

別室で仕事をしながらのリフォーム工事の日々ですが、絶対写真ではお見せできない仕事部屋は現在、「のだめの部屋」のような状態。怒涛のような日々、明日はまた、撮影で自宅を空けます。帰宅後の成果を楽しみに。

先週留守にしていた間の工事の様子を、鈴木さんがリブコンテンツのスタッフブログでアップしてくれました。私の現場リポートは、プラスワンリビング4月号を読んでいただきたいのでこれ以上詳しくは書きませんが、鈴木さんの語りもとっても楽しいので、ぜひ読んでくださいね。

只今のBGM/“交響曲第7番イ長調” by Ludwig van Beethoven