1年360日くらい、毎晩のようにお酒を飲んでいるわが家ですが、
私が会社員だった今年10月までは、一緒に食べるごはんなんて、夢のまた夢でした。
夫の帰りが早くて21時、私はほとんど0時過ぎ、ひどいときは午前2時近く。
夜中に食べるごはんは体に悪いと知りつつ、あるときから「食べないほうがもっと体に(というより心に)悪い!」と決めて、1品でも作ったものを食べるように心がけました。
そんな日々、いつの頃からか、特に料理好きなわけでもなかった夫が、私のために夜ごはんを作ってくれるようになりました。帰宅してビールやワインをぐびっと一杯、のお伴になるおつまみ系の前菜やパスタですね。
料理の本を見ながらそのとおーりに作ったものですが、これがけっこう、何を食べてもイケていて、疲れて夜中に帰ってきた身にはそれこそ、身にしみるおいしさでした。
ここ数日、ウェブサイトに掲載する写真をいろいろ選んでいたら、その頃、「いただきまーす♪」とか言いながらなんとなく撮っていたごはんのスナップが何枚かありました。懐かしいので、今日はそれを見せちゃいます。
これはそんなある日、0時過ぎに帰ったらできていたバジルペーストのフェットチーネ。
もちろんバジルペーストもミキサーにかけて作ったもので、私なんかが作るよりずっと上手でした。
お皿のまわりにソースを飾ったりして、楽しんだ形跡もありますね。
これはイカスミのリゾットにほたるいかのソテーをのせたもの。ほたるいかのわたがリゾットにしみこんで、夜更けなのに白ワインが進んで進んで、ヤバかった。
バターでカリカリに炒めた生ハムとそら豆と玉ねぎでソースを作り、パルミジャーノと粗挽きこしょうをたっぷりかけたパスタ。
ほかにも、オリーブオイルで揚げたナスとプチトマトをモッツァレラとあえたパスタとか、私には作れないひと皿が続々出てきたあの頃、懐かしいなぁ。
今日は御用納め。お酒を飲みながら夜ごはんをゆっくり食べられる、小さな幸せをかみしめる年末です。
2009年12月28日月曜日
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