2011年10月7日金曜日

雑誌編集の仕事

春~夏に取材に行き、夏真っ盛りのころに原稿を書いていた、2つの雑誌が発売になりました。9月30日発売、「Bon Chic」(主婦の友社)。2年前まで在籍していた編集部で、現編集長の藤岡さんと一緒に創刊から携わっていた雑誌。今も海外取材やインテリア記事の編集を担当させていただいています。エレガントで上質なインテリア好きの、濃いファンのいる媒体なので、とてもやりがいがあります。震災直後のイギリス行きで、いろんなことがあった思い出深い取材。(その時のエントリーはコチライギリス湖水地方を、スケッチブックを持ってめぐる旅というテーマです。ビアトリクス・ポターやワーズワースゆかりの地、地元の人のおすすめスポットなど、古くて新しいレイク・ディストリクトをご紹介しています。
コーディネートをしてくださった祖父江カースティさんのご紹介で、湖水地方在住のアーティストさんにも会いました。やわらかな笑顔のフィオナさん、ぜひこの人にアートを教わりたいと思ったリチャードさん、小さいスペースではご紹介しきれないくらい、素敵な方々だった。そしてもう1人は、カースティさんのご主人のヒデユキさんで、お目にかかるなり語り合ってしまい時間が足りず、「今度ぜひ飲みましょう」ということになりました。
おもてなしの心が表現された、湖水地方のホテルのインテリアのご紹介ページもあります。
それから、ウィリアム・モリスがインテリア装飾の会社「モリス・マーシャル・フォークナー商会」(モリス商会の前身)を創設して今年で150周年ということで、素晴らしい復刻&新作コレクションが発表されたのですが、そのご紹介も。特に、刺繍のテキスタイルが実に美しく、取材しながらうっとりでした。(モリス150周年記念特設サイトはコチラ!)自分の担当したページ中心ですが、以上、Bon Chicのご紹介でした。(発売後1週間もたってしまいすみません、藤岡さん!)


それから、本日発売になったのは「ミセス」11月号(文化出版局)。今年創刊50周年を迎えた、本当の豊かさや美しさを教え続けてくれている素晴らしい雑誌です。9月号から3号連続で、こちらもウィリアム・モリス関連企画の編集を担当させていただきました。11月号は「完結編」。というのもこの号、ものすごい付録が付いているのです。イギリスから届いた、ウィリアム・モリスのファブリック。定番人気の6種類の中から、1種類(どれが付いてくるかはお楽しみ)。
ミセス編集部さんも、生地を提供した輸入元のマナトレーディングさんも、企画進行中ずっと「社運かけてます!」と気合を入れてらっしゃいました。すごいですよね、なにしろ本物ですから。サイズは68×48cm、これだけあると、クッションとかエプロンとか、結構いろんなものが作れると思います。

11月号ではこのページから始まる8ページを担当しました。使い方の提案ページも楽しいですよ。吉谷桂子さんや国府田清香さん、市村美佳子さんが作ってくださった帽子、ワインボックス、ポーチ。前号では青木和子さんの刺繍フレームのほか、ファブリックパネル、フラワーバッグの提案もありました。素敵な女性にお会いしてお話しできるのも、この仕事の楽しみです。

私は、高校生のころから編集の仕事をしたいと思っていました。それがかない、現在も続けていられるのは本当に幸せなことだと思うし、雑誌の仕事が変わらず大好きです。今夢中になって取り組んでいる「HOME KITCHENS」や「Delicious Dining Club」のプロジェクトも、出版社の編集部で、雑誌や書籍の編集をたっぷりやってきて、いろんな人たちとの出会いに恵まれてきたからこそ、トライできたことだといつも思っています。

2誌とも、たくさん売れるといいなぁ~。皆さん、ぜひお手に取ってみて、そして買って楽しんでくださいね!

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