GW前、何かと気ぜわしいですね。たった1週間の休みなのに、雑誌の進行は10日くらい前倒しだし、撮影準備や打ち合わせもいろいろ進めておかなくちゃで、世の中全体が休み前の駆け込みモード。そんなこんなの波で、ここのところ更新が滞ってしまいました。
そんな中、昨日はちょっとスペシャルなできごとのあった楽しい日でした。まず昼の部。
高校の美術部の1年先輩が同業界で長くグラフィックデザイナーとして活躍していることが友人を介してわかり、四半世紀ぶりに再会して、お昼ごはんをご一緒しました。ちなみに、先輩のことを教えてくれたその高校の友人も、仕事中にとある展示会で偶然出会って(やっぱり卒業以来くらいに)、同業ということがわかり、新た に親交が始まった人。いやー、人の縁というのはおもしろい。つながる人とはつながるものなんですね。
中学とか高校の頃って、1歳年が違うだけでも「○○先輩!」とかって呼びましたよね。私もその人をやっぱり今でも「サチヨ先輩」って呼んじゃうんだなぁ。エルデコなどのデザインを担当している鈴木幸世さん。高校生当時から彼女の書く文字や描線は、個性がありつつも完成されたフォントや文様のように美しかったのが印象的で、この道に進んだのは本当に納得という感じ。26年ぶりにしては、思い出話というよりは、時空を飛び越えていきなり同僚のように、リアルな今の仕事の話に白熱してしまいました。あまりに白熱しすぎて、証拠写真も撮り忘れ。ハッピーで人なつっこい笑顔が全く変わっていなくて、とてもうれしかった。また会いたいな。
夜の部は、吉祥寺にあるフラワーとカルトナージュの教室「Après-midi」の木下康子さんが、シャンパンとチーズとデザートを持ってわが家にいらしてくださいました。次の企画の打ち合わせを兼ねて、一緒に軽く夜ごはんを。木下さんとは、何度か仕事をご一緒するうち、大の犬好きでご近所ということもあって意気投合し、吉祥寺でお茶を飲んだり、愛犬を預かってもらったりと何かとお世話になっています。美しくて人柄もよく、センスと才能のある、すごーく素敵なマダムなのですが、なぜかガサツな私ともノリの合う(合わせてくださってるんだと思いますが)、大好きなお友達です。打ち合わせは早々にすませ、夜中までああだこうだとおしゃべりしていて思ったのですが、気の合うお友達って、もうこうなってくると年齢じゃないですね。木下さんは、私と干支が一緒のお姉さま(怒られるかしら)。10年前だったらありえなかったかもしれないけど、そんな大人世代の方と楽しくお話しできるこの頃が、なんだかうれしいのです。
素直に素敵だなぁと思える年上の女性って、正直言ってそんなに多くはないです。年を重ねると経験値が上がる分、いい意味で貫録が出てくる反面、凝り固まったり謙虚さを忘れたりする恐れもあるし、不必要な壁を感じさせてしまうこともあるかもしれません。でも自分がこれ以上でもこれ以下でもないとちゃんとわかってる人は、そんなことまったく気にせず、いつも誰といても楽しそうにしています。私も、目指したいのはそういう人です。
久しぶりに会った1歳年上の先輩と、最近知り合った12歳年上の先輩。2人のナチュラルに素敵な女性と一緒に過ごして、そんなことを思った日でした。
☆写真は、空になったボトルとグラスのある翌朝のテーブル。リアルタイムで撮影するのをいつも忘れるのが、私の悪い癖。
2010年4月21日水曜日
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