この企画(発売中のインテリア雑誌「Bon Chic」に掲載)をきっかけに意気投合した、ヘザー・ブラッキンさんとカラーワークスのコラボレーション企画。
ヘザーさんは、人気作家・森 瑤子さんの長女。没後17年となる今も根強いファンが多く、定期的に回顧展を行っていて、ヘザーさんは家族代表としてその仕事に携わるのだそう。そんな話から、インテリアでお母さまの世界を表現したいというヘザーさんの思いにつながり、「FARROW&BALL」のペイントと壁紙を背景に、思い出の品やイメージに合う家具をしつらえて、色や感触、香り、音、味わいなど、五感すべてで体験する大人のインテリア空間を作ろう!と話がふくらんでいきました。
両者の出会いをつくったよしみで、私もチームの一員としてお手伝いをしています。これは先月行われた、カラーワークスの秋山千恵美さん、新井美佐子さんを交えた打ち合わせの様子。さすがインテリアのプロのヘザーさん、すっかり会場のイメージが出来上がっています。会場に素敵な家具を置きたいのだけれど…と相談を受け、そうだぴったりだ、と思ったのが、都立大学のアンティークショップ「Found」。ご紹介したオーナーの近藤尚子さんのご協力で、イメージぴったりのテーブルや椅子、マントルピース、シャンデリアなどをお借りすることができました(これらの家具や照明は、会場で販売する予定です)。いやーどんなにかっこいい空間になるんだろう。楽しみだなぁ。家具を選び終わった後も、すっかりみんなでインテリア話に盛り上がっています。仕事って言ってみればすべてコラボレーションだけど、人と人が新しく出会って新しいものを生み出す共同作業って、毎回本当に楽しいなと思います。
では以下、私が書かせていただいたプレスリリースの内容を転載しておきます。会期は約1ヶ月、11月6日まで。10月20日開催のセミナー&ワークショップは、まだ席に空きがあるそうです。ぜひとも、足を運んでみてくださいね。
カラーワークスがプロデュースする大人のインテリア空間
「森瑤子 再会に乾杯」
会場:カラーワークス パレットビル4階
日時:2010年10月2日(土)~11月6日(土)
大人の女性のダンディズムを独自の視点から描き、その芳醇な言葉とストーリーが今も人々に愛される作家・森瑤子。17年前、惜しまれつつこの世を去った彼女の美意識を、長女であるヘザー・ブラッキンが「今」を感じさせるインテリアで表現します。
「ハンサム・ウーマン」と称された、女の美学が薫るその小説やエッセイの作品世界のイメージが、FARROW&BALLのグラマラスでドラマチックな新作ウォールペーパー「Baroque」を背景に、思い出の品と本、暖炉やソファのあるリビングや寝室、書斎などのインテリア空間、音楽、アロマキャンドルの香り、上質なワインの味などに姿を変え、2010年の今、豊かに甦ります。
会場となるのは、「さまざまな色が混じり合い、新しい色が生まれる」人と文化の交差点がコンセプトのカラーワークス パレットビル4階。
今もファンの心の中に生き続ける森瑤子の世界を、娘のヘザーが解釈したイメージと重ね合わせ、五感を研ぎ澄ませて、ぜひゆったりと味わってください。
訪れてくれたあなたとともに、時空を超えた素敵な再会に、乾杯。
ヘザー・ブラッキン&秋山千恵美 インテリアセミナー&ワークショップ
開催日時:10月20日(水)①10:00~12:00 ②14:00~16:00
参加費:3,500円(材料費込) 定員:各20名 申込:カラーワークス(担当/新井)TEL 03-3864-0810(代表)
ベルギーでインテリアを学び、インテリアのエキスパートとしてさまざまなコーディネートの仕事や本の執筆などで活躍するヘザー・ブラッキンと、カラーワークス秋山千恵美による、色選びと空間の考え方をテーマにしたセミナーを開催します。FARROW&BALL「Baroque」のウォールペーパーを使ったブックカバーも制作。
こんな素敵な企画があるなんて!
返信削除何を隠そう、学生時代に森瑤子さんのファンだった私。
カッコイイ大人の女になりたい、と思いつつ過ごしたものの、現実とのギャップのためか(?)いつしかあまり読まなくなっておりました。
とてもなつかしいです。
この素敵なエキシビジョン、ぜひ伺いたいと思います♪
そうなんですよね、この話を周りにすると「実は森瑤子さんのファンだった!」という人が必ず現れます。
返信削除今回は、そんな森さんファンの方々とインテリア好きの方々をつなげたい、そういう思いも込められたイベントなので、主催のカラーワークスさんも喜ぶと思います。
ぜひお出かけください。空間を楽しんで、そしてヘザーさんとお話ししてくださいね!