2010年5月6日木曜日

ウォールペイントこぼれ話① 仕事部屋編

明日7日発売の「プラスワンリビング」6月号に、自宅リフォームルポ第2弾「ウォールペイントで家具や雑貨の映えるフレッシュな部屋に」を書きました。前号のキッチンリフォームに続く後編で、残りの全部屋をすべて違う色でペイントするという内容。ごく普通のマンションが、天井と壁のペイントという簡単な作業だけで結構変わることを、シンプルに見せていますので、ぜひご覧ください。

ホームページの1コーナー「Home Décor」にも、同内容を後日アップしていきますが、まずはこのダイアリーで、数回にわたって同企画のこぼれ話をご紹介することにしましたので、しばしおつきあいください。

第1回は仕事部屋です。西向きの7畳弱のスペース。Beforeはこんな状況でした。
塗料はLDKと同様、イギリスの「FARROW&BALL」。天井には、他の部屋にも塗ろうとLDKリフォーム時からたっぷり用意してあった、あたたかみのあるグレー系の白「№.2004 Slipper Satin」を、壁には「№.27 Parma Gray」を使いました。この静謐で透明感のあるブルーグレーは本当に用途が広く、書斎はもちろん、寝室にもリビングにも向く万能色。深い紺やブラウン系との相性が抜群で、視覚による鎮静作用があり、心を落ち着ける効果があります。確かに、この色を見ていると気持ちが静まり、仕事に集中しやすくなったような気がします。平凡で子どもっぽかったデスク空間が、ちょっとはSOHO風に見えるようになったでしょうか。
ピンナップボードは、使わなくなったポスターフレームのガラス板を外して、中敷きのボードを壁と同じ色に塗っただけのもの。仕事部屋にこういう、気軽に書類を貼りつけられるボードがあると便利ですよね。
さて、ここからはくだらない、本当のこぼれ話。6月号108ページの掲載写真にもかなり気になる感じで写っていますが、カーペットの右隅に、真っ黒に汚れている部分があります。
ふふふ、犯人よ、やっと登場したね。これは、わが愛犬が10年前のマンション入居時から、なぜか毎日この同じ場所を「ここ掘れわんわん」状態で掘った痕。いったん始まるとそれはもう取り憑かれたように、2分間くらい一心に掘り続けます。きっとこの下に何かすごくいいものか、あるいはすごくこわいものが埋まっているんでしょうね(ちなみにわが家はマンション1階です)。
「はい、ペイントの前日の夜まで毎日掘りましたが、何か?」
というわけで、10年分の肉球の汚れをたっぷり吸い取った仕事部屋の隅を、わが家では「テリアのほりほりコーナー」と名づけ、黒ずみを気にせず(?)放置することにしました。壁に貼ったこのアルファベットシールは、そんな言い訳&冗談のしるし。
それを知ったカラーワークスのペイント職人さん、「おもしろいから、これ残しましょうよ」と。

シールを貼ってあっただけなので、上からペイントしてシールをはがしたら、そのままきれいに文字が残りました。

そして、今日も変わらず愛犬は野性の本能に従い、恍惚の表情で日課のDigging行為にいそしんでいます。謎の汚れと謎の文字のお話、長々と失礼しました。それでは、第2回をお楽しみに。

0 件のコメント:

コメントを投稿