自宅マンションのペイントの話だけで6回も続けるなんてずうずうしいと思いながらも、続けてしまいました。これで最終話です。全部で9色を使ったペイントによる模様替え。実は、事前にこんなノートを作っていました。
FARROW&BALLのカラーサンプルカードを小さくカットし、置く予定の家具の色やファブリックのスワッチなどと一緒に、スケッチブックに貼りつけた簡単なカラースキーム帖です。カラースキームというのは、インテリア雑誌では時々登場する言葉なのですが、部屋に色をどう使うかのプランのこと。もちろん好きな色を使うのが一番大切なことですが、色どうしの調和について少し引いた目線で検討してみると、いろいろなことが見えてきます。
たった76㎡の2LDKマンションを9色で塗り分けると、部屋の中の立ち位置によっては、一度に3色とか4色の壁の色が目に入るということも起こるわけです。
これはLDKから玄関を見たところですが、天井含めて4色が視界に入ります。
こちらはキッチンカウンターから仕事部屋を見たところ。やはり4色。
各部屋の色を個々のものとして、いわば近視眼的にしか考えていなかった私ですが、実際の生活空間ではもちろん上のような風景が日常に展開されるわけで、カラースキーム帖を作ることの重要さを改めて実感しました。
カラースキームがすべて好きな色で構成されていることはもちろんですが、こういうシーンを想定しておけば、似たトーンの色が並ばないようにしたり、随所に引き締め色を入れたりと、工夫のしがいがあります。そして色どうしのハーモニーもまた、目を楽しませてくれる要素になるんですね。
さて、リフォーム&模様替えはこれで一段落。しばらくは、できあがったこの部屋で暮らします。でもいつかまた気分が変わったら、気軽に壁の色を変えることにします。どれくらい先になるかわからないけど、その時はまた、こんなふうに公開したいと思います。
後日、このウォールペイントこぼれ話①~⑥を少し編集して、ウェブサイトのHome Décorコーナーに「Part2 ウォールペイント編」として格納しておきます。Part1のキッチンリフォーム編とともにお楽しみください。
何かのお役に立てたら、うれしいです。
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